前回は2年前の同じ時期。
妻がまだナキウサギを見たことがないというので会わせに行った時。
その時は見せてあげることが優先だったので、写真には撮れませんでした。
今回は一人。
朝4時過ぎに家を出て8時過ぎに現地に到着。
撮影ポイントに向かう途中でも、あちこちから聞こえるナキウサギの声。
期待が膨らみます。
ポイントのがれ場には平日の朝にも関わらず、すでに数人の方が待機中。
ナキウサギよりもイイズナがお目当ての様でした。
ですが、おしゃべりばかりの彼ら。
目の前を白いイイズナが横切っても気づいていない。
自分も速い動きについていけず撮影は出来ませんでした。
神出鬼没の生き物を狙うなら集中力が命ですね。
がれ場を動く影がないか目を凝らし集中していると・・・。
出ましたナキウサギ!
どこかをぼーっと見ているようなしぐさ。
可愛いです。
動き回りながら食べ物を口にする。
冬の貯蔵食は蓄え終わったのでしょうか?
運んでいる様子は見られませんでした。
前足を使って食べてみたり・・・。
背伸びしながらエサを探したり・・・。
色々なしぐさも見せてくれました。
3年ほど前に環境省のRDBに準絶滅危惧種として指定されたナキウサギ。
生息環境は限られていますが、いる所に行けば結構います。
このポイントで姿を確認したのは4個体。
他にも周辺から鳴き声がいくつも聞こえてきました。
普段は岩場の隙間で生活しており、時折地上に姿を出してきます。
どこにでるか分からないので常に気を張っている必要があります。
その神出鬼没なもぐらたたき感覚が楽しいです。
岩場の上でじっとしている時間も多いので、変わり映えのない写真になりがちです。
この小さな体から発する大きな鳴き声は一度聞いてみてもらいたいですね。
こちらは約2mほどの近距離まで来てくれた写真。
正面を向くとまんまるです。
これから来る冬。
冬眠しない彼ら。
雪の下、岩場の隙間で春の訪れを待っているのでしょう。
スポンサーサイト