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なっきーに会いに

久しぶりにナキウサギのいる山へ行ってきました。

前回は2年前の同じ時期。
妻がまだナキウサギを見たことがないというので会わせに行った時。
その時は見せてあげることが優先だったので、写真には撮れませんでした。


今回は一人。
朝4時過ぎに家を出て8時過ぎに現地に到着。
撮影ポイントに向かう途中でも、あちこちから聞こえるナキウサギの声。
期待が膨らみます。
ポイントのがれ場には平日の朝にも関わらず、すでに数人の方が待機中。

ナキウサギよりもイイズナがお目当ての様でした。
ですが、おしゃべりばかりの彼ら。

目の前を白いイイズナが横切っても気づいていない。
自分も速い動きについていけず撮影は出来ませんでした。

神出鬼没の生き物を狙うなら集中力が命ですね。


がれ場を動く影がないか目を凝らし集中していると・・・。

151106ナキウサギ (1)

出ましたナキウサギ!


151106ナキウサギ (2)

どこかをぼーっと見ているようなしぐさ。
可愛いです。


151106ナキウサギ (3)

動き回りながら食べ物を口にする。
冬の貯蔵食は蓄え終わったのでしょうか?
運んでいる様子は見られませんでした。

151106ナキウサギ (4)

前足を使って食べてみたり・・・。

151106ナキウサギ (9)

背伸びしながらエサを探したり・・・。
色々なしぐさも見せてくれました。


3年ほど前に環境省のRDBに準絶滅危惧種として指定されたナキウサギ。
生息環境は限られていますが、いる所に行けば結構います。

このポイントで姿を確認したのは4個体。
他にも周辺から鳴き声がいくつも聞こえてきました。


151106ナキウサギ (5)

普段は岩場の隙間で生活しており、時折地上に姿を出してきます。
どこにでるか分からないので常に気を張っている必要があります。
その神出鬼没なもぐらたたき感覚が楽しいです。


151106ナキウサギ (6)

岩場の上でじっとしている時間も多いので、変わり映えのない写真になりがちです。
この小さな体から発する大きな鳴き声は一度聞いてみてもらいたいですね。


151106ナキウサギ (7)

こちらは約2mほどの近距離まで来てくれた写真。


151106ナキウサギ (8)

正面を向くとまんまるです。
これから来る冬。
冬眠しない彼ら。
雪の下、岩場の隙間で春の訪れを待っているのでしょう。


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秋の研究林

11月に入り、すっかり寒くなりました。
秋の北大苫小牧研究林を散策してきました。

秋の研究林 (1)

天然記念物のクマゲラ君はごつごつと穴掘りに夢中。
もう巣穴を掘ってます?


落ち葉の上を走り回るのは

秋の研究林 (2)

エゾリス

ここの子たちは人に馴れているので、カメラを構えるとこちらに向かってくるので困ります。
何年か前には腰にまで登られました。


人馴れしているいえばカラ類

秋の研究林 (4)

ハシブトガラ


秋の研究林 (3)

ゴジュウカラ


カメラのレンズに止まったり、頭に乗ったりするのはやめてください。
それもこれも、エサやりする人が多いからです。
おかげで撮りやすいとも言えますが・・・。

禁止されている場所ではないので、一般市民が自然と親しむ程度で与えるのは・・・まぁ良しとしましょう。
ただ、目に付くのは写真を撮るためにエサを与える行為。
マナーの悪いカメラマンがいると自分も同類と見られている気がしてしまいます。


秋の研究林 (7)

一方、ミヤマカケスはエサをもらっていても人には馴れません。
なかなか近い距離で撮れない子です。



毎年カメラマンが集まる場所は

秋の研究林 (6)

フクロウのいる木。
繁殖期以外は高確率でここにいるようです。

目を閉じて寝ていることが多いです。

秋の研究林 (5)

この日はたまたま動きが多い日でした。


目を開けた写真が撮りたいからと大声を出す悪質な人がたまにいます。
カメラマンだけじゃなく、散歩の人まで大声を上げていました。

こういう人たちに限って、そのように起こすのを自慢げに話しています。
自分が寝ている所を邪魔されても気にならないのでしょうか?


自然の中にお邪魔させてもらっている、写真を撮らせてもらっている
そういう気持ちを持ってもらいたいと願います。