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日替わり野鳥 『カササギ』

1月末に九州に旅行へ行った時、福岡県内でカササギを見ました。
中には電柱に巣を作っていたり・・・。

佐賀県では見かけませんでしたが、国内でカササギが見られるのは本来佐賀県のみ。
秀吉の朝鮮出兵の際に鳴き声が「カチカチ」と聞こえ、縁起がいいという事で持ち込まれたのがきっかけとされています。

現在は分布が広がり、福岡県や長崎県でも確認されるようになったと聞いています。

韓国では国鳥とされているカササギ。
佐賀県などでは地域での天然記念物とされています。

今回は北海道のカササギを紹介します。

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(苫小牧市 ウトナイ湖)
スズメ目カラス科


北海道では80年代から各地で少数が確認されるようになりました。
90年代になると繁殖も確認されるようになり、その繁殖地のほとんどは苫小牧市。
今では苫小牧で普通に見られる鳥となりました。

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(苫小牧市 ウトナイ湖)
苫小牧でも見られる地域は住宅街や海岸工業地区に多く。
農耕地や森林草原などではあまり見かけません。

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(苫小牧市 自宅前)

自然だけの環境よりも人の生活圏を好むようです。
こういう性質は九州の個体も同じなのでしょうか?


近年は苫小牧以外にも分布を広げており、むかわ町や白老町でも普通に見られています。
恵庭市や平取町、札幌の真駒内でも繁殖は確認されていないものの目撃例はあります。

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(むかわ町)

なぜ北海道に生息地が広がったのか?
広がった理由は分かりませんが、諸説あります。

①飼育個体の篭脱け
②貿易船に乗ってきた
③大陸から渡ってきた

DNAによる研究も進められており、少しだけ聞いた話では・・・
A、多様性に富んでいる
B、九州や韓国の個体群ではない

それらを踏まえて個人的に見解を述べると

①はそうとうな個体数がいない限り近親交配となるため A のようにはならないと思われます。

②は B を踏まえるとカササギはロシア方面にも分布している為、ロシアからの船に乗ってきたと考えられます。
  しかし、A を考えると一度や二度ではなく、何度も船に乗ってくる必要があることから、そう何度も船に乗り込むか?と
  疑問がわきます。

③について個人的には一番夢があるかと思います。ロシアから新天地を求めて渡ってきたのならAもBも納得がいきます。
  しかし、大陸に近い日本海側では確認例が少ないことと、土着性が強いこと。
  「長距離を飛べる飛び方じゃない」(野生生物専門の獣医談) 渡りの可能性も低めです。

現在では②の貿易船に乗ってきたが有力とされています。


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(苫小牧市 ウトナイ湖)
夏には幼鳥が群れで行動する姿をよく見ます。

今もなお研究が進められており、死体が手に入ると様々な機関が欲しがるそうです。
なかなか賢いようで、調査したくても捕まらないというバンダーもいました。

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(苫小牧市 ウトナイ湖)

人の身近にいながら、カメラを向けるとすぐに逃げるカササギ。

君たちはどこからどうやって来たの?
直接聞けたらいいなと思ってしまいます。


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日替わり野鳥 『マガン おまけ』

さて、ガン類の紹介もこれが最後となります。
今回もまたマガンです。

でも、普通のマガンとは少し違います。

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(2011年3月 厚真町)

マガンの白化個体です。
最初はハクガンかと思ったのですが、お腹の黒班があることや嘴と足の色からマガンのアルビノであるようです。


この時、たまたま会えただけかと思いきや

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(2012年4月 苫小牧市)

翌年もマガンに紛れている1羽を発見しました。
左右逆から撮っているので断定はできませんが、お腹の黒班の入り方が違うようにも見えます。
もしかしたら別の個体かもしれません。

さらに翌年

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(2013年3月 苫小牧市)

このマガンの群れに白いマガンが1羽だけいます。
見つけられますか?

この同日、数キロ離れたところで

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(2013年3月 安平町)

白とまでは行きませんが、淡いベージュ色のマガン。
白化個体は意外といるのかもしれません。
それが、ほぼ毎年確認されています。


マガンの群れを見つけた時に探すのはレア物だけではありません。

130405 長沼町(C70)

このような標識を付けた個体も探しています。
見つけたら記号、日時、場所(可能なら地図や写真も)データを取り報告しています。


今年もまもなくマガンのシーズンがやってきます。
どんな子に出会えるか楽しみです。


さて、さっきの群れの中から白いマガンは見つかりましたか?
答えは・・・
DSC_1288_1 - コピー
こちら!


日替わり野鳥 『ハクガン』

マガンの群れに混じるレア物探し。
次に紹介するガンの仲間はこちらになります。

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ハクガン

カモ目カモ科
環境省RDB絶滅危惧ⅠA類

まだ、離れたところにいるのを見ただけなので、大きく撮れた写真がないのが残念です。

ハクガンの名の通り全体的に真っ白で初列風切の黒さが目立ちます。

幼鳥は灰色が混じっています。
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(2014年11月ウトナイ湖)

マガンの群れに混じっていると幼鳥でも目立ちますね。


このところ数が増え始めていると思われるハクガン。
シジュウカラガンと同じく渡りは東寄りのルートを通るようで、十勝方面に群れが入りやすいです。
ここ数年は100羽近いハクガンが確認されています。

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付近の沼地をねぐらとし、日中はマガンやヒシクイたちと牧草地で採餌したり休息したり、思い思い羽休めをしているようです。

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ハクガンの群れ飛翔
「カウカウ」と軽い感じの鳴き声でした。



以前、苫小牧の牧草地に降りたマガンの群れを撮影中にハクガンを見つけました。

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(2011年4月)

マガンより明らかに大きなハクガン。

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亜種オオハクガンではないかと思われます。

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マガンの群れと飛ぶ亜種オオハクガン


まだ見たことのないカリガネとサカツラガンにもいつかは会ってみたいものです。


今年もガンの北帰行が始まりました。
この冬は積雪が少なく気温が高めだった為、雪解けが早まっています。
例年より早く渡ってしまうかもしれませんね。


日替わり野鳥 『シジュウカラガン』

もう少しガン類の紹介は続きます。

ガンの群れを見つけると、必ずやってしまうのがレア探し。
ガンの群れの中にはまれに希少なガン類が混じっていることがあります。

その一つがこちら

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シジュウカラガン

カモ目カモ科
環境省RDB絶滅危惧ⅠA類

国内の飛来する亜種は主に2種。
亜種シジュウカラガンと亜種ヒメシジュウカラガンがいる。

亜種シジュウカラガンの成鳥には首の付け根に白いラインが入る

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小さくて分かりにくいが、この中に亜種シジュウカラガン成鳥が5羽写っており白いラインが確認できる。


一方、最初の写真にも使ったこの個体。

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首に白いラインはないが、おそらく亜種シジュウカラガンの幼鳥ではないかと思う。


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このようにマガンの群れに少数が混じっていることがあり、複数いるときはシジュウカラガン同士で共に行動している姿を見られる。

ただし、1羽だと

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他のマガンに目をつけられるのか、時折つつかれたり追い回されたりしている様子が見られた。


渡りの際はマガンより東寄りのルートを通るようで、十勝方面に大きな群れが入るようだ。
100羽くらいはいたという話を聞いたことがある。

一時は数が激減したそうだが、だいぶ回復傾向にあるのだろうか?


日替わり野鳥 『コクガン』

ガン類の紹介、続きましてはこちらの鳥。

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コクガン
カモ目カモ科
環境省絶滅危惧Ⅱ類
天然記念物

淡水域を好む他のガン類と違い、コクガンは海水域を好みます。
食べるものも主に海藻を食べます。

成鳥は首のところに白いラインが入ります。
他のガン類同様に越冬時は群れで行動し、

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このような海岸浅瀬の海藻が生えやすい、岩礁地帯などで採餌を行っています。

岩場などがない地域では
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少数が港などにも入ることがあります。

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海藻さえ食べられれば場所は問わないのかもしれません。

基本的に海で採餌し、水のない陸上に上がることはほとんどありませんが、

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(群れからはぐれた幼鳥3羽)

ごく稀に陸上で草を食べることもあるようです。
幼鳥には首の白いラインがない、もしくは薄いので見分けがつきます。


渡りの時期には道東で数千ほどの群れが見られるそう。
冬季、函館湾や鹿部町などの道南の海岸で越冬する群れを見られます。
内陸の湖沼に入ることは少ないですが、稀に観察されることもあります。

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コクガン飛翔



支部報印刷・発送日

本日は日本野鳥の会 苫小牧支部で発行している支部報の印刷・発送の日でした。
2カ月に一度、ネイチャーセンターの2階の小部屋で作業を行っています。

作業中は皆で鳥の話ばかり。
時々窓の外から野鳥たちを眺めながらの作業です。

刷り上がった支部報がこちら。
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こちらを苫小牧支部の会員に発送しています。
少数ですがウトナイ湖サンクチュアリネイチャーセンターにも置いてありますので、よろしければお持ちください。

日替わり野鳥 『ヒシクイ』

せっかくなのでガンの仲間を続けて紹介していきます。

今回はヒシクイ。

環境省RDB 亜種ヒシクイ:絶滅危惧Ⅱ類
         亜種オオヒシクイ:準絶滅危惧種
天然記念物

たいてい目にすることが多いのは亜種オオヒシクイ
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マガンより体はずっと大きく、嘴も長め。
国内に渡来するヒシクイ類のうち、オオヒシクイが8割ほどを占める。

菱の実を食べることからヒシクイの名がついたが、特に菱の実だけを食べるわけではない。
マガンもヒシクイも水草や稲の落ち穂などの種子を好んで食べる。

ただ、実際に餌場では
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マガンと一緒に採餌することは少なく、むしろ白鳥と一緒に採餌している姿の方をよく見る。
そして、田んぼより堆肥に群がっている気がする。(個人的意見)

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ウトナイ湖では数年前から渡りをやめたオオヒシクイが住み着いており、一年を通して至近距離で見ることができる。
白鳥しか知らない一般の観光客は天然記念物が近くにいることも知らず、ただ大きめのカモがいるという認識しか持っていないようだ。

何というかオオヒシクイは

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嘴が長く間延びした顔をしているせいか「おっさん」のような顔に見えてしまうのは自分だけだろうか?


一方、亜種ヒシクイは

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嘴が短く、顔も小さいのでかわいい感じがする。

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個人的な意見が多くなってしまったが、結局はどちらも好きである。
ただし、マガンに比べると二の次になってしまう感じがあるのは否めない・・・。


日替わり野鳥 『マガン』

特にネタがない時は日替わりで野鳥を紹介していこうかなと思います。
日替わりと言っても毎日ではなく、「気ままに」なるでしょうが・・・。


まず最初はマガン。

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カモ目カモ科
環境省RDB準絶滅危惧種
国の天然記念物

かつては食用として狩猟されていたこともあってか警戒心は高め。
あまり近づくことは出来ない種である。

シベリアなどの北極圏を繁殖地とし、日本へは越冬のため飛来する。

越冬地として宮城県の伊豆沼や石川県の片野鴨池などが有名である。


北海道には春と秋の渡りの時期に見られ
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(JR北海道車内誌 No.291掲載写真)
ここウトナイ湖も重要な渡りの中継地である。


春の渡りの時は雪解けとともに餌場を移動する。
マガンの餌場は周辺の田畑。

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落ち穂を主に食べている。

北上するマガンたちは時に数万単位の群れを作り、ウトナイ湖では昨年観測史上初の10万越えを記録した。

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群れが一斉に飛び上がると、空を埋め尽くしてしまうくらいだ。


雪解けに合わせて北上していき、最後の中継地である美唄市の宮島沼に集まる。
ウトナイ湖に比べ水面は狭いため、数万のマガンがイモ洗い状態になる。

そのため、朝のねぐら立ちは大迫力だ。

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早朝、日の出前から多くの人が集まりねぐら立ちを観察する。
ピーク時のねぐら立ちは特におすすめであるが、かなり冷えるので防寒対策はしっかり行う必要がある。


ちょっと朝が早いのは・・・寒いのは・・・
という人には夕方のねぐら入りがいいだろう。

日が暮れてくると、周辺の田んぼから次々に沼に飛来する姿が見られる。

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夕日をバックに落雁する様子は美しい。
ただし、観光客がかなり多い。


小規模の群れでいいから落ち着いて見たい・・・
そんな人には渡り後半の晴れた日。
日中の宮島沼にマガンたちが集まるときもある。
当たり外れはあるが、数百くらいの群れが羽を休める姿を見られる。

その時間帯ならほとんど人はいない。

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時にはこのように群れが飛び上がる姿も見られたりする。


※マガンを見られる時期について

年により変動はあるが、ウトナイ湖では3月中旬~4月上旬。 宮島沼では4月中旬~下旬。
その時期、日中に周辺の田んぼのある地域を回ると、採餌している姿を見ることもできる。

秋の渡りの時期は、宮島沼で9月下旬。 ウトナイ湖で10月上旬~11月下旬。
秋のマガンは宮島沼では春の渡りと同じように行動し数万単位で見られる。
しかし、ウトナイ湖では日中を湖で過ごし、朝と夕方に飛び立ち移動する。
数は1~2千羽程度にしかならない。


近年は道内でも越冬する群れがおり、伊達市や静内町で少数が越冬している。


今年もマガンの北帰行が始まりつつある。
毎年行っているカウントが楽しみだ。


地元で鳥見

しばらく九州ネタが続きましたが、今日は仕事が休み+天候が落ち着いたので妻と一緒に鳥見へ。
午前中の短時間だけでしたが、地元の探鳥地へ行ってきました。


まずは苫小牧の探鳥地として有名な北大苫小牧研究林へ。
ここは全国からバーダーが訪れる場所です。

川沿いの道を歩いているとすぐに集まってくるのはカラ類。
エサやりをしている人がいるので、人が歩いていると次々に集合します。

手を差し出すと
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手に乗ってくるカラたち。

ハシブトガラかと思ってましたが、これはコガラでしょうか?
次列風切の白い部分が目立つのが気になりますがよく分かりません。

差し出す手の上に何羽も止まり、手の中を覗いていきます。
しかし私たち夫婦は、フィールドでエサやりをして鳥を集め、撮影するという悪質な行為はしないのでエサは持っていません。
「やーい騙されてやんの」と小ばかにする悪い夫婦です(笑)

警戒心のないカラ類を撮影しやすい場所ですね。

水浴びポイントでは
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ヒガラが水浴び

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ヒガラだけではなくヤマガラやシジュウカラなどもよく水浴びに来ます。

しばらくの間クマゲラの鳴き声が山の方から聞こえていましたが、近くには来てくれませんでした。


川幅が広く池のようになっている所にはカモたちがたくさん。
人が来ると何かもらえると思うのか集まってきます。

そのほとんどは
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マガモです。
北海道ではオーソドックスなカモ。
カモヒナと言えばカルガモよりマガモの方が一般的な感じです。

今日はその中に
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オオハクチョウの姿

昨シーズンも成鳥1幼鳥2がいました。
同一家族でしょうか?

人が来ると逆に離れていくのは海ガモ類。
ホオジロガモやキンクロハジロ
そして
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ホシハジロ

彼らは一定の距離を保ち近づいてはきません。

近くで見られない野生の鳥。
近くで見られる餌付けされて野性味を失っている鳥。

どちらが鳥たちには幸せなのでしょうか?

約1時間ほどの鳥見となりました。
今日の野鳥:オオハクチョウ、マガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、ホオジロガモ、ダイサギ、アカゲラ、クマゲラ、カケス、ハシブトガラ、ヤマガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ミソサザイ、ウソ
計16種

九州に行ってきました Part6 『マナヅル』

前回に引き続き出水のツル。
ナベヅルの次に数が多いのがこちら
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マナヅル

ツル目ツル科
環境省RDB絶滅危惧Ⅱ類

ナベヅルの群れにマナヅルの群れが混じっているが、マナヅルの方が一回り大きく目立つ。

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目の周りの皮膚が裸出して赤く見えるのが特徴的。


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こういう正面顔を撮るのが好き(笑)


マナヅルも家族連れが多い
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左:成鳥 右:幼鳥


飛翔図も
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成鳥飛翔

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幼鳥飛翔


観察センターの屋上から見るとこんな感じ
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もう、うじゃうじゃ・・・。

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