もう少しガン類の紹介は続きます。
ガンの群れを見つけると、必ずやってしまうのがレア探し。
ガンの群れの中にはまれに希少なガン類が混じっていることがあります。
その一つがこちら

シジュウカラガン
カモ目カモ科
環境省RDB絶滅危惧ⅠA類
国内の飛来する亜種は主に2種。
亜種シジュウカラガンと亜種ヒメシジュウカラガンがいる。
亜種シジュウカラガンの成鳥には首の付け根に白いラインが入る

小さくて分かりにくいが、この中に亜種シジュウカラガン成鳥が5羽写っており白いラインが確認できる。
一方、最初の写真にも使ったこの個体。

首に白いラインはないが、おそらく亜種シジュウカラガンの幼鳥ではないかと思う。

このようにマガンの群れに少数が混じっていることがあり、複数いるときはシジュウカラガン同士で共に行動している姿を見られる。
ただし、1羽だと

他のマガンに目をつけられるのか、時折つつかれたり追い回されたりしている様子が見られた。
渡りの際はマガンより東寄りのルートを通るようで、十勝方面に大きな群れが入るようだ。
100羽くらいはいたという話を聞いたことがある。
一時は数が激減したそうだが、だいぶ回復傾向にあるのだろうか?
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